どうも、店長の大田垣です。
今日のテーマはタイトルの通り。
これはウィッグサービスにプロの美容師として関わってきて感じた、僕の中では非常に重要な感覚です。
「ウィッグは万能ではない」
ここでいう万能とは、「被るだけでキマる」「この写真のを買えば、このデザインになる」とか、そんな都合のいいものではないって事。
でもお客様のカウンセリングをしていると、結構、そんな感じで思っている方は多く感じます。
この事業に携わるまでは、僕自身も同様に便利な解釈をしていましたから、まぁ仕方ないですよね!笑
そう、モデルなのです。
モデルの条件とはなんぞや。
当然、美しさが挙げられます。
ただ他にも、
小顔であること。
首が長ければ尚良し。
そう、モデルの方々は我々一般人とは頭の大きさや、首の長さが、悲しいことに異なるのです。
頭が大きければどうなるか。モデルの方が被ったウィッグの長さが顎下2cmでも、
僕が被れば顎上の長さに変ってしまう可能性大です。
首が短ければどうなるか。モデルの方が被ったウィッグがギリギリ肩に付かないくらいの内巻きボブでも、
首が短い人が被れば肩に当たってハネたりします。
こちらは例です。
下は地毛の写真。これを目指してウィッグを選びます。
自分の髪に一番近いデザインを選んだ結果、ウィッグのサイズが合わなくて、形が崩れています。
この時点でカタログ通りには行ってないわけです。ではどうすればいいか。
こちらの長さのウィッグを使います。
地毛のデザインと全く違いますけど、
こうすればどうですか?
あとは量などの微調節で再現可能です。
そんな感じで「切れる余白」のあるものを選んで、実際に被った状態で切ることで、より再現が可能になります。
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