抗がん剤治療中のウィッグ選び

コラム

まずはできる準備から

抗がん剤治療による脱毛は、治療開始から数週間から数か月で抜け始めることが多く、進み方には個人差があります。
抜け始めてから慌てないためにも、事前に情報を知り、必要な準備だけを先に進めておくことで、気持ちの負担を軽くすることができます。

医療用とファッションは何が違う?

ウィッグは大きく「医療用ウィッグ」と「ファッションウィッグ」に分けて考えられます。

【医療用ウィッグ】
治療中の頭皮への負担をできるだけ減らすことを目的に作られています。
・通気性に配慮されているため蒸れにくく快適
・サイズ調整がしやすく、ズレにくい設計
・生え際やつむじが自然に見えるものが多い
自治体などの助成や補助の対象になる場合がある点も特徴ですが、条件は地域ごとに異なります。

【ファッションウィッグ】
デザインやカラーの選択肢が多く、価格帯にも幅があります。
・合成繊維(耐熱・非耐熱)や人毛ミックスなど素材が豊富
・気分や服装に合わせて選びやすい
一方で、医療用ほど頭皮への配慮がされていない場合もあるため、敏感な状態のときは素材や裏地の確認が大切です。

失敗しにくい選び方

「自然に見えるか」だけで決めず、次の点を試着時に確認しておくと、後から選び直す負担を減らせます。

1.頭囲
額の中央から後頭部を通って一周し、最も長い部分を測ります。
2.見た目
前髪のラインや、つむじの自然さを確認します。
3.フィット感
耳まわりや後頭部が浮かないか、動いたときにズレないかを確かめます。

迷ったときは

ウィッグ選びは、自然さ、つけ心地、日々の過ごし方など、考えることがたくさんありますよね。
FOR ACでは、医療と美容のプロが開発した医療用ウィッグを、一人ひとりに合わせた髪型にアレンジし、顔なじみのよい自然なヘアスタイルを提供することを大切にしています。
「ウィッグって自然なの?」「外に行っても気づかれないかな」「相談する場所って美容院でいいのかな」そんな迷いがあるときほど、気軽に頼っていただいて大丈夫です。


FOR ACとは

がん治療の過程で変わっていく外見に、そっと寄り添うために生まれた「見た目外来」です。

髪や肌、爪など外見の変化に不安を感じたときに、アピアランスケアを学んだプロフェッショナルが、あなたに合う方法を一緒に整理し、安心して暮らすためのサポートを行います。

たとえそれが、まだ「悩み」と呼べるほどではなくても。

がん患者の方が自分らしさを取り戻すための選択肢として、いつでも気軽に思い出してほしい場所です。