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2020.10.23
10月はピンクリボン月間 (2)
10月も後半となり、夜は肌寒く感じる日が増えてきました。
今月はピンクリボン月間です。前回の記事では「ピンクリボン」と「乳がん」について触れましたが、ご覧いただけましたでしょうか?
今回の記事では「乳がん検診方法」に焦点を当てた内容をお届けいたします。
■マンモグラフィー
<マンモグラフィー検診とは?>
マンモグラフィーは乳房専用のレントゲン検査です。少ない放射線の量で安全に乳がんの検出ができます。
透明の圧迫板で乳房をはさみ、薄く伸ばして撮影します。
<メリット>
・早期乳がんのサインである、石灰化や乳腺の全体像をとらえやすい。
・検診受診の継続によって、乳がん死亡率が低下することが統計学的に証明されている。
・撮影方法が定められており、過去の画像と比較しやすい。
<デメリット>
・痛みを伴うことがある。
・年齢・乳腺量の個人差により、詳細な診断ができないことがある。
・妊娠中やその疑いがある時は検査不可能。
※マンモグラフィに伴う疼痛は個人差があります。
<国が推奨する乳がん検診>
・40歳以上の女性を対象に2年に1回の受診が推奨されています。
・検査項目は問診とマンモグラフィーです。
■超音波検診
<超音波検診とは?>
乳腺用の超音波診断装置で、超音波を乳腺に当て、はね返ってくる反射波をコンピュータが画像化したものです。産婦人科で胎児を見る超音波診断装置と同じなので痛みはありません。乳腺内の腫瘤や乳管拡張などの変化を観察します。
<メリット>
・妊娠中でも施行可能
・乳腺が発達している人や若年者(40歳以下)で、痛みなく検査ができる。
・小さなしこりをみつけやすい。
・しこりの質的診断をしやすい。
<デメリット>
・石灰化の評価がしづらい。
・がん以外の良性の所見も見つかりやすく、再検査となる可能性が高くなる。
・施行者の技量に依存する。
・検診での有効性の確認が未だ確立されていない。 (厚生労働省指定研究が進行中)
■まとめ
マンモグラフィー・超音波ともに検診として優劣があるわけではなく、検出するのを得意とする病状に違いがあります。個人の状態により、より適切な検査が異なります。
検診の選択に迷う場合は、担当の医師とご相談ください。
代表的な乳がん検診方法ではありますが、みなさんも受診されたことはございますか?
ぜひ、10月のピンクリボンキャンペーンに合わせて定期的な検診もご検討ください。
次回は、「乳がんセルフチェック」についてお伝えしたいと思います。
FOR ACプロジェクト
医療と美容のプロフェッショナルが連携し、アピアランスケア(外見ケア)を通して患者様にとってストレスフリーな社会づくりを目指します。
「乳がん」についても身近な問題として捉えて頂けるようブログ配信などを通して啓発活動を行っています。
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【FOR AC 美容室】
営業時間: 10-18時
(定休日:日・月・祝日)
TEL:076-216-5567
FAX:076-216-5568
【FOR AC 調剤薬局】
営業時間: 月・火・水・金 9-18時 / 木・土曜 9-13時
(定休日:日・祝日)
TEL:076-254-1419
FAX:076-254-1420
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